Straight no chaser 展(2st.)

展示会期2004年02月03日[火]〜02月14日[土]
開廊時間12:00―19:00(最終日のみ17:00まで、日曜祝日休廊)
展示作家岡崎乾二郎/松浦寿夫/吉川陽一郎

Straight no chaserのために  松浦寿夫

Straight no chaser、つまり強い酒をストレートで、しかもいかなるチェイサーもなしに。この美しい題名をかかげたセロニアス・モンクの代表作は、たとえば、「ウィスキーを水でわるように/言葉を意味でわるわけにいかない」という田村隆一の詩集『言葉のない世界』の最後の二行を喚起させるかもしれない。
 いずれにせよ、モダン・ジャズの領域に決定的な形式定期特異性を導入しえたモンクのひそみにならない、あえて今回その作品の題名を借り受けてみた事に理由がないわけではない。
 それは、われわれが「迂回のパッサージュ」展以後ほぼ20年ぶりに一同に会してみたのも、もはやかつてのように、つまりストレートに提示されるものだけが、われわれを異なった領域へと導いてくれるかもしれないと思えてならないからだ。
 例えばモンクのとあるコンピレーション版に付された解説に「60年代をとおしてモンクは同じ曲を何度となく演奏する事を非難された」が、彼の作品が「そのテクスチュアーにおける類似性にもかかわらず、ひとつとして同じ曲に聞こえるものがない」という記述を見いだすことができる。そして、この何げない一節は、モンクの作品が発揮してやまない特異性の所在をごく端的に示している。

松浦寿夫 Hisao MATSUURA

Profile
1954年 東京都生まれ

1985-88年 フランス政府給費留学生としてパリ第一大学に学ぶ

1988年 東京大学大学院人文学科研究科博士課程修了

Solo Exhibitions
1995年 「筆触と視像」ギャラリーαM

2001年 ガレリア・フィナルテ(名古屋)

2003年 川崎IBMギャラリー(東京)

2005年 「FRAME+松浦寿夫」展 海岸通ギャラリーCASO(大阪)

2006年 公開制作35「林と森-筆触の論理学」府中美術館/東京

1997/1999/2004/2006/2009年 なびす画廊(東京)

Group Exhibitions
1995年 視ることのアレゴリー(セゾン美術館/東京)

1996年 匍匐は跳躍(なびす画廊/東京)

1997年 岡崎乾二郎と(ゆーじん画廊/東京)

〃  庭園の会話II(文房堂ギャラリー/東京)

1998年 Each Artist,Each Moment 1998 (ギャラリーGAN/東京)

1999年 岡崎乾二郎と(ゆーじん画廊/東京)

2001年 庭園の会話 III(文房堂ギャラリー/東京)

2002年 岡崎乾二郎と(ゆーじん画廊/東京)

2003年 新年のおくりもの(なびす画廊/東京)

2005年 岡崎乾二郎vs松浦寿夫展(ガレリア・フィナルテ/名古屋)

2009年 自然哲学としての芸術原理(東京アートミュージアム/仙川)
他

Vision’s Exhibitions
2004年 Straight no chaser展(2nd.)

2010年 組立

岡崎乾二郎 Kenjiro OKAZAKI

Profile
1955 東京都生まれ

Solo Exhibitions
南天子画廊、他多数。

Group Exhibition
1982 第12回パリ・ビエンナーレ パリ市立近代美術館(パリ)
1989 ユーロパリア’89 現代日本美術展 ゲント現代美術館(ゲント、ベルギー)
1990 トリニティ大学特別招待講師(合衆国/テキサス州サンアントニオ)
1993 EXCHANGE2 セドハーレ チューリッヒ(スイス)
1994- 灰塚アースワーク・プロジェクト 広島県三良坂・総領・吉舎町
1994-95 戦後日本の前衛美術—Scream Against The Sky グッゲンハイム美術館(ソーホー ニューヨーク)サンフランシスコ近代美術館(サンフランシスコ)
1997 第9回インド国際トリエンナーレ
1997 ラリット・カーラ・アカデミー(ニューデリー)
1999 メルシャン・アーティスト・イン・レジデンス “SURFACE”バンフ芸術センター(バンフ、カナダ)
2002 ヴェニス・ビエンナーレ第8回建築展(ディレクターおよび作家として参加)
〃 「Art Today 2002 岡崎乾二郎展」セゾン現代美術館(長野県中軽井沢)

Vision’s Exhibitions
2004年 Straight no chaser展(2nd.)

吉川陽一郎 Yoichiro YOSHIKAWA

Profile
1955年生まれ
1980 多摩美術大学彫刻科卒

Solo Exhibitions
1993 「遊戯と求配」モリス画廊(東京)、川崎 IBM 市民文化ギャラリー(神奈川)
1994 「記憶と分節」ギャラリー_m(東京)
2000 「SAMA-INTERIOR」ギャラリー ル・デコ(東京)
2002 「遊戯と求配Ⅱ」モリス画廊(東京)
〃 「わざとらしさとまことしやか」exhibit LIVE [laiv]-l,Ⅱ(東京)
2003 「Travel Guide 2003」神奈川県藤野町沢井

Group Exhibition
1982 「現代美術の最前線」ギャラリーパレルゴン(東京)
1984 「迂回のパッサージュ」淡路町画廊(東京)
1985 「迂回のパッサージュ」山口県立美術館
1990 「物質と空間の変容」神奈川県民ホールギャラリー
1995 「観ることのアレゴリー」セゾン美術館(東京)
1994-2002 「Fieldwork in Fujino」藤野(神奈川)
他多数。

Vision’s Exhibitions
2004年 Straight no chaser展(2nd.)

ACCESS

人形町ヴィジョンズ
〒103-0012東京都中央区日本橋堀留町2-2-9ASビル1F

東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線《人形町駅》A4・A5出口徒歩5分
Tel&Fax:03-3808-1873/Contact
開廊時間:12:00〜19:00
休廊日:日曜祝祭日休廊
*開廊時間・休廊日は展示によって変更あり