展示会期 | 2004年12月07日[火]〜12月25日[土] |
---|---|
開廊時間 | 12:00―19:00(最終日のみ17:00まで、日曜祝日休廊) |
展示作家 | 野村和弘 |
野村和弘の今回の個展は、滞独中1989年に始められたシリーズの中でも、壁画形式の作品で構成されます。
これは、近年、オブジェ形式の作品を織りまぜながら発表してきた作家にとっても、1997年の秋山画廊での個展以来の試みです。
それが意欲的な取り組みであるということは、展覧会タイトルからも読み取ることができますが、作家が長年思考してきた「無神論的でありながらも、生に必要な何かを得んがための場」、その可能性に対する一つの 答えと做しえるに違いありません。
ややもすれば、時代錯誤の気難しいテーマと映りかねませんが、軽やかさを身につけた作家のスタンスは、ゆえにこそタイムリーな鮮やかな切り口として回帰してくるはずです。
「見る」こと、人が美術と対面するに適切な場所、本来的なギャラリー、美術館等のあり方、しいては美術自体の存在意義までも含めて再考を促してくれることでしょう。
なお初日には作家本人によるパフォーマンスも用意されています。 帰国して10年となった野村の展覧会を、ぜひ御高覧下さいますようお願い申し上げます。
野村和弘 Kazuhiro NOMURA
Profile
1958年 高知市生まれ
1983年 東京芸術大学美術部油絵課卒業
1988年 同 後期博士課程退学後 渡独(ドイツ学術交流会DAAD奨学生)
1990年 ディッセルドルフ・クンストアカデミー修了
1993年 帰国
Solo Exhibitions
1994年 横浜ガレリア (神奈川)
1997年 秋山画廊 (東京)
1998年 「地下室」 秋山画廊
1999年 「吃音者」 秋山画廊
2000年 「Fucking」 南天子画廊 (東京)
2001年 「Collector’s room」 Time & Style (東京)
「Service」 南天子画廊
「エヴァは何回リンゴを食べる?」 タグチファインアート (東京)
2002年 「Service 2」 南天子画廊
2003年 「foreword」 南天子画廊
「レオナルド」 タグチファインアート
「Collector’s room 2」 Time & Style
Group Exhibitions
1988年 東京芸術大学資料館 博士課程修了展
1996年 東京芸術大学演習室 ゼミ関連展 「斎藤メオ・野村和弘展」
(東京芸術大学非常勤講師)
1999年 秋山画廊 - ドローイング・小品 - 「遠藤利克・小山穂太郎・野村和弘展」
Vision’s Exhibitions
2004年 「鐘なき礼拝堂」
人形町ヴィジョンズ
〒103-0012東京都中央区日本橋堀留町2-2-9ASビル1F
東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線《人形町駅》A4・A5出口徒歩5分
03-3808-1873/ お問い合わせ
開廊時間:12:00〜19:00
休廊日:日曜祝祭日休廊
*開廊時間・休廊日は展示によって変更あり