「一葉と芙美子 霜田あゆ美+くぼあやこ」 Vision’s presents Illustrators’ Gallery Vol.1

展示会期2014年06月18日[水]〜06月28日[土]
開廊時間12:00―19:00(最終日17:00まで、21日(土)16:00―18:00のトークショー中は入場制限有り)
展示作家霜田あゆ美/くぼあやこ
備考トークショー 6月21日[土]16:00-18:00 参加費2,000円 先着50名様 お申し込み方法は下記を御覧ください

初っ端は、悩める二人が描く
樋口一葉と林芙美子のものがたり

「これが一生か、一生がこれか、ああ嫌だ嫌だ」一葉奇跡の十四カ月と言われる晩年の作「にごりえ」の主人公お力は言う。そんなふうにおもうことがわたしにもあるけれど、すぐ気を紛らわしてやり過ごしている。一葉さんは多彩なひとだった。つつましいのに大胆、野心も向上心も強いのに、どこか諦めているようなところもあり、すねもので、時おり辛辣。明治の偉人というよりも、すぐ隣にいる女友だちのよう。いや、もしかしたら一葉はわたしかもしれない。
〈霜田あゆ美〉

「私は宿命的に放浪者である。私は古里を持たない」
「放浪記」の冒頭で語っているように、芙美子は人生を、風呂敷包み一つで駆け抜けた。
行商の幼少時代から、カフェーの女給、セルロイド工場での女工、厳しい時代を、状況を、逞しい脚で、思想で、欲で、ずんずんと。人に裏切られることも裏切ることも恐れず、ずんずんと。
芙美子を読むと、わたしはのんべんだらりと生きる居住まいをぴしりと正すのだ。
〈くぼあやこ〉

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トークショー「一葉と芙美子」

ゲスト……関川夏央
6月21日[土]16:00―18:00 先着50名様 参加費2,000円
※ 定員に達したため締めきりました。

くぼあやこ Ayako KUBO

Profile
四方を山に囲まれた盆地で育つ。
女子美卒業後、一般職に就くが諦めきれずに、美術学校に入り直す。
在学中 ボローニャ国際絵本原画展入選を期にイラストレーターとして活動している。
クレヨンをアイロンで熔かしてイラストレーションを制作しています。

1979年 山形県 米沢市 生まれ

2000年 女子美術短期大学卒業

2007年 阿佐ヶ谷美術専門学校卒業

Activity
2006年 ボローニャ国際絵本原画展入選
 入選作「Le Rat de Ville et Le Rat des Champs」がLirabelle社(仏)より出版

2011年 日本タイポグラフィ年鑑 グラフィック部門ベストワーク賞
 受賞作「ポレポレ東中野」ポスター

2011年 東京TDC賞 入選
 入選作「ポレポレ東中野」ポスター

2012年 HB FILECOMPE VOL.22 副田高行賞 大賞

2012年 第1回 東京装画賞 審査員賞
 受賞作「竹取物語」装画

Vision’s Exhibitions
2014年 Vision’s presents Illustrator’s Gallery Vol.1「一葉と芙美子 霜田あゆ美+くぼあやこ」
2017年 「こんな絵を描いた」Vision’s presents The Illustrators’ Gallery Vol.7 新作+ベスト展

霜田あゆ美 Ayumi Shimoda

Profile
1967年横浜生まれ
短大卒業後、画材店に勤務
2000年よりイラストレーターとしての活動をはじめる
主な仕事は書籍の装画、挿絵、雑誌のイラストレーション

Activity
個展03年 個展「コッペパン」HBギャラリー
2004年 個展「はと郵便」cafe&galleryひなぎく
2005年 個展「サボテン計画」tray
2007年 個展「五月三十五日」HBギャラリー

Vision’s Exhibitions
2014年 Vision’s presents Illustrator’s Gallery Vol.1「一葉と芙美子 霜田あゆ美+くぼあやこ」
2017年 「こんな絵を描いた」Vision’s presents The Illustrators’ Gallery Vol.7 新作+ベスト展

ACCESS

人形町ヴィジョンズ
〒103-0012東京都中央区日本橋堀留町2-2-9ASビル1F

東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線《人形町駅》A4・A5出口徒歩5分
03-3808-1873/ お問い合わせ
開廊時間:12:00〜19:00
休廊日:日曜祝祭日休廊
*開廊時間・休廊日は展示によって変更あり

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