連続セミナー「タイポグラフィの世界」

連続講座「明朝体の教室」 鳥海修・小宮山博史

連続講座「明朝体の教室」第1回講座「漢字の教室1――錯視の回避」

第1回講座「漢字1――錯視の回避」

日本で150年の歴史をもつ汎用書体としての明朝体は、どのようにデザインされているのだろうか。書体にかかわる人々が知りたいと思う造形上の技法は、書体デザイナーの頭のなかに蓄積されているだけで、言葉をもって語られること、文章として綴られることはほとんどありません。
この連続講座は、明朝体の漢字・平仮名・片仮名・記号をデザインするとき、個々の文字にどのような造形上の配慮・工夫が必要なのかを、字游工房の鳥海修と小宮山博史が対話と討論をとおして明らかにしようとするものです。
講座の第1回は、格子構造の漢字をデザインするとき、「錯視」をどう処理し、バランスよく見えるようにするかに焦点をあてます。錯視の回避は漢字書体の優劣と読みやすさに大きくかかわります。なぜそうしなければならないのか、それは読者への限りない配慮という書体デザインの基本姿勢にほかなりません。

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過去に開催したセミナー

連続セミナー「タイポグラフィの世界」 全5回

第1回 「恋の四馬路か、虹口の街か」〈明朝体活字の開発と東漸〉
小宮山博史
2010年12月4日〈土〉 印刷博物館
第2回 〈タイプデザイナートーク〉書体デザインの現在と未来
岡澤慶秀/片岡朗/鈴木功/西塚涼子/雪朱里(司会)
2010年12月11日〈土〉 印刷博物館
第3回 日本語活字のゆくえ
石川九楊/鳥海 修(司会)
2011年1月29日〈土〉 国際文化会館 講堂
第4回 明るいブックデザイン 平野甲賀、自作を語る
平野甲賀/日下潤一(司会)
2011年2月8日〈火〉 神楽坂シアターイワト
第5回 『フォントの舞台裏~フォントはデザインだけじゃない、タイプエンジニアたちの話~』
服部正貴/清水克真/狩野宏樹/安東修/佐々木愛(司会)/弓場太郎(コーディネーター)
2011年9月3日〈土〉 阿佐ヶ谷美術専門学校

連続セミナー「東アジアの近代活字史」 全3回

その1 「宣教師の記録から見る美華書館」/宮坂弥代生氏(明治学院大学講師)
「20世紀初頭、中国の宋朝体・正楷書体の開発」/孫明遠氏(西安 西北大学准教授)
2013年3月9日〈土〉 阿佐ヶ谷美術専門学校
その2 「韓国の漢字活字とハングル活字の開発」/劉賢国氏(筑波技術大学教授)
「明治初期の日本語活字書体」/内田明氏(近代日本語活字書体史研究者)
2013年4月13日〈土〉 阿佐ヶ谷美術専門学校
その3 「平野勇造と上海」/山口勝治氏(上海 紅磚国際文化伝播有限公司)
「上海修文書館」/板倉雅宣氏(印刷活字史研究者)
2013年5月11日〈土〉 阿佐ヶ谷美術専門学校

連続セミナー3「タイポグラフィの世界――書体デザイン」 全6回

その1 「仮名の開発――株式会社キャップスの文麗・蒼穹・流麗・文勇の仮名を中心に」
字游工房 鳥海修
2013年9月21日〈土〉
その2 「字の形・字でない部分の形」
モノタイプ社 小林章
2013年11月9日〈土〉
その3 「台湾における漢字書体設計の世界」
ダイナコムウェア コーポレーション C.C.Tien
2013年12月7日〈土〉
その4 「筑紫明朝-L開発とその後の筑紫書体の展開」
フォントワークス株式会社 藤田重信
2014年1月11日〈土〉
その5 「書体制作のこだわり ~黎ミン開発~」
モリサワ文研株式会社 小田秀幸
2014年2月1日〈土〉
その6 「凸版書体の改刻と電子化時代の文字」
凸版印刷株式会社 田原恭二
2014年3月22日〈土〉

連続セミナー タイポグラフィの世界4「ブックデザインと書体」 全5回

第1回 「羽良多平吉のブックデザインと書体」
羽良多平吉/Interviewer:日下潤一、正木香子
2014年11月1日〈土〉
第2回 「祖父江慎のブックデザインと書体」
祖父江慎/Interviewer:日下潤一、正木香子
2014年12月6日〈土〉
第3回 「鈴木成一のブックデザインと書体」
鈴木成一/Interviewer:日下潤一、正木香子
2015年1月24日〈土〉
第4回 「日下潤一のブックデザインと書体」
日下潤一/Interviewer:鳥海修、正木香子
2015年4月25日〈土〉
第5回 「南伸坊のブックデザインと書体」
南伸坊/Interviewer:日下潤一、正木香子
2015年5月16日〈土〉

連続セミナー「タイポグラフィの世界」特別企画

講演会 「近代ハングル活字の誕生とその意味」
劉賢国/Interviewer:鳥海修(字游工房)、小宮山博史(佐藤タイポグラフィ研究所)
2016年1月16日〈土〉

連続セミナー タイポグラフィの世界5「小宮山博史との対話」全6回

対話1 「原字を見る」
岩井悠(字游工房)、半田藍(タイプバンク)、本多育美(イワタ)
2016年9月10日〈土〉
対話2 「文字を味わう」
正木香子
2016年10月15日〈土〉
対話3 「書の文字、活字の文字」
石川九楊
2016年11月5日〈土〉
対話4 「日本語書体のデザイン」
鳥海修
2016年12月3日〈土〉
対話5 「僕の好きな本20選」
日下潤一
2017年1月21日〈土〉
対話6 戦後日本の金属活字
髙内一
2017年3月11日(土)

連続セミナー「タイポグラフィの世界」6 全4回 「金属活字考」

第1回 髙内一「ベントン彫刻機の転用と終焉」、伊藤伸一「ハンドモールドの実演」
2017年11月18日(土)
第2回 正木香子「精興社書体、完成までの6ヶ月 〜君塚樹石と活字の新時代〜」
2017年12月16日(土)
第3回 内田明「日本語活字を読み込む」
2018年1月27日(土)
第4回 宮山博史「めずらしい活字見本帳いろいろ」
2018年3月10日(土)

連続セミナー「タイポグラフィの世界」特別企画 日・中・韓タイポグラフィセミナー&シンポジウム
東アジアの漢字書体、その現在と未来/2018年9月1日〈土〉

セミナー講師 韓国
洪允杓(ホン・ユンピョウ)/韓国延世大学校国語国文学科教授 「ハングルと宗教について」
李起盛(イ・キソン)/韓国編集学会会長 「韓国文化部書体開発について」
台湾
蘇精(シュウ・チン)/台湾国立雲林科技大学漢学資料整理研究所教授 「上海美華書館二号ベルリン製明朝体」
シンポジウム「東アジアの書体デザイン」出席者 日本
小宮山博史/佐藤タイポグラフィ研究所
鳥海修/有限会社字游工房
韓国
金璟道(キム・キョンド)/韓国編集学会副会長
劉玎淑(ユ・ジョンスク)/韓国江原大学校講師
中国
汪文(ワン・ウェン)/方正フォント副タイプディレクター
孫明遠(ソン・ミンユエン)/西北大学美術学院准教授
司会進行:小畠正彌/ダイナコムウェア株式会社