古川流雄個展「あらわれⅡ」

展示会期2019年12月17日[火]〜12月21日[土]
開廊時間12:00―19:00(最終日のみ17:00まで、日曜祝日休廊)
展示作家古川流雄
備考《オープニングイベント》12月17日[火]16:30〜

作品を野外に持ち出して一時的に置いて撮影するようになって、場所と作品との関係において能がとても重要なことを示唆していると考えるようになった。
修行のために諸国を放浪するワキである僧と、ある場所で僧の前に出現する亡霊であるシテ、そのシテの語りと舞。
それは作品と置かれる場所、そこにあらわれる世界にも似ているように思える。
今回の展示初日には下掛宝生流ワキ方として国内外で多方面に活躍されている安田登さんをお迎えして、対談「能の場、作品の場」の後で能の謡の技法と琵琶による小泉八雲『耳なし芳一』、夏目漱石『夢十夜』からの上演もあります。

古川流雄個展「あらわれⅡ」
「巡礼ージュラ紀岩体Ⅱー」
撮影:2019年(撮影 / 古川流雄)
使用作品:「冷たい雨」2017制作

〈略歴〉
1955 千葉県生まれ
1980 東京芸術大学 美術学部油画科 卒業
1982 東京芸術大学大学院 美術研究科 修了

〈主な個展〉
1981 ギャラリー山口(東京)→’82,’84,’86 
1987 エスェズギャラリー[現・島田画廊](東京)→’90
1992 島田画廊(東京)
1993 空間へのディアロゴス8「存在の襞」ギャラリーαM(東京)
1994 かわさきIBM市民文化ギャラリー「さまざまな眼65」(神奈川)
2005 「声」人形町エキジビットスペース・ヴィジョンズ(東京)
2007 「暗がりに響く声」人形町ヴィジョンズ(東京)
2010 「よろこび」人形町ヴィジョンズ(東京)
2012 「午後に見る夢」人形町ヴィジョンズ(東京)
2014 「ふたぎれ」void+(東京)
2015 「正午の灼熱、午後の焦熱」人形町ヴィジョンズ(東京)
2019 「あらわれ」人形町ヴィジョンズ(東京)

〈主なグループ展〉
1983 「情念」展 ギャラリーパレルゴンⅡ(東京)
・第19回 今日の作家展「内面化される構造」横浜市民ギャラリー(神奈川)
1984 現代美術の現在「内面化される構造 2」セントラル美術館(東京)
1990 モダニズムの三角測量-PART 2「面の変容」ギャラリー古川(東京)
1999 「きらめく星座-スターダスト」展 SK画廊(東京)
2010 「音・色・かたちのポリフォニー Vol.3」スタジオSK(東京)
2016 「絵画のbiota」人形町ヴィジョンズ(東京)
2017 第一回「八色の森の美術展-未来に繋ぐ絵画考」池田記念美術館(新潟/南魚沼)
2018 第二回「八色の森の美術展ーことの葉のかなたへ」
2019 第三回「八色の森の美術展」

オープニングイベント

日時:12月17日[火] 16:30開演/18:30終了予定

16:30〜 対談「能の場、作品の場」
安田登×古川流雄
17:00〜 能と琵琶で聴く
第一部 小泉八雲『耳無し芳一』
第二部 夏目漱石『夢十夜』から
【出演】
安田登(下掛宝生流ワキ方)
塩高和之(琵琶奏者)
榊原有美(女優)
【観覧料】無料
18:30〜19:00 オープニングパーティ

ACCESS

人形町ヴィジョンズ
〒103-0012東京都中央区日本橋堀留町2-2-9ASビル1F

東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線《人形町駅》A4・A5出口徒歩5分
03-3808-1873/ お問い合わせ
開廊時間:12:00〜19:00
休廊日:日曜祝祭日休廊
*開廊時間・休廊日は展示によって変更あり

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