展示会期 | 2018年03月07日[水]〜03月17日[土] |
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開廊時間 | 12:00―19:00(最終日のみ17:00まで、日曜祝日休廊) |
久保田万太郎を知っていますか。
一昨年の11月、漆原冬児さんと人形町ヴィジョンズで「久保田万太郎と芥川龍之介」という二人展をしました。
私が描いたのは久保田万太郎。
それまでは、この小説家で劇作家で俳人の名前さえ、知りませんでした。
この展覧会のために、彼の全集や資料を読み、浅草を何度も歩きました。
昭和32年、彼が日本経済新聞に連載した「私の履歴書」をもとに、自費で『久保田万太郎の履歴書』という、全頁に絵の入った本を作りました。
これが幸運にも今年の2月、装いを新たに、修正も加え、絵も描き足して、河出書房新社から刊行されることになりました。
こんな本が出て、彼はあの世で怒っているかもしれません。
久保田先生、ごめんなさい。
『久保田万太郎の履歴書』
絵・編 大高郁子
体裁=四六変型・並製・304頁
定価=本体2,000円+税
刊行=2018年2月中旬
お問い合わせ先=河出書房新社〈営業部〉03-3404-1201、河出書房新社『久保田万太郎の履歴書』紹介ページ(外部リンク)
3月11日(日)16:00〜18:00
ゲスト…関川夏央+矢吹申彦
参加費2000円(申込制、参加費は当日入り口受付けにてお支払い下さい)
>> お申込み受付は終了しました
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久保田万太郎(くぼた・まんたろう)
小説家、劇作家、俳人。1889年、東京生まれ。慶應義塾大学部文学科卒業。
一貫して東京の下町に生きる人々の心情を描き続けた。他方、劇作・演出も手がけ、獅子文六、岸田國士らと文学座の創立に加わった。
代表作に小説『末枯』『春泥』『三の酉』、戯曲『大寺学校』、句集『道芝』など。
俳誌『春燈』主帝。日本芸術院会員、文化勲章受章。1963年、没。
大高郁子(おおたか・いくこ)
イラストレーター。1964年、兵庫生まれ。京都精華大学デザイン学科卒業。
装画や挿画を手がけた主な仕事に、吉田武『はじめまして数学 リメイク』、大栗博司『数学の言葉で世界を見たら』、加藤由子『きょうも猫日和』、的川泰宣『宇宙のひみつがわかるえほん』など。
2013年、HBギャラリーファイルコンペ日下潤一賞受賞。
2016年、漆原冬児と二人展「久保田万太郎と芥川龍之介」を人形町ヴィジョンズで開催。久保田万太郎の俳句をきっかけに俳画を描く。
人形町ヴィジョンズ
〒103-0012東京都中央区日本橋堀留町2-2-9ASビル1F
東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線《人形町駅》A4・A5出口徒歩5分
03-3808-1873/ お問い合わせ
開廊時間:12:00〜19:00
休廊日:日曜祝祭日休廊
*開廊時間・休廊日は展示によって変更あり