第3回目 2014年6月7日〈土〉
南伸坊 関川夏央(インタビュアー)
イラストレーションとは何でしょうか。
イラストレーションの定義はさまざまです。アニメやコミック、子供の落書きでさえイラストとよばれます。イラストレーションという言葉は、人口に膾炙しています。しかし、イラストレーションとは何でしょうか。送り手であるイラストレーターやデザイナーと、単行本のカバーや雑誌の挿絵、広告に使われる絵を見ている受け手のひとたちは、どのように理解しているでしょうか。今、私たちの目の前にはどんなイラストレーションがあるのでしょう。われわれをワクワクさせてくれる絵は、本や雑誌やポスター、広告や新聞、絵本、ネット、テレビにあるでしょうか。
そんな疑問を解く第一歩として、イラストレーションのセミナー第一回を昨年11月2日に矢吹申彦さんを迎えて開きました。二回目は、唐仁原教久さんです。第三回は、このセミナーでインタビュアーをお願いしている南伸坊さん。言わずと知れた、「ガロ」の元編集長、自ら名乗るイラストライターで、絵も文章も達者、エッセイストで、ブックデザイナーで、顔マネ「そっくり写真」の第一人者と、多才な方です。第二部では、南さんの長年の友人で、作家の関川夏央さんがインタビューをします。
伸坊さん曰く、「こんなことしておもしろいの?」さて、今回もいかがなりますことやら、お楽しみにみなさまご参加ください。
〈日下潤一〉