中山和也展

- 展示会期:
- 2008年12月1日(月)〜12月13日(土)
- 開廊時間:
- 12:00-19:00(12/1のみ17時から、最終日17時まで)
- オープニングパーティ:
- 12月1日 18:00より
- 出品作家:
- 中山和也
【作家について】
中山和也は展覧会場や開催時期にあわせたインスタレーションや映像の作品を発表している。
展覧会場や近辺のどこかに仕込まれていたり、何かが起こったりと、今ここで起こることに注目し、事前に作品制作しておくというよりも展覧会場の現場感覚を作品にする。
例えば、恋人同士をありえない状況で遭遇させたり、展覧会に遅刻する作品だったり、新しい新幹線の駅を突如誕生させたり、森の中の坂道をコロコロと転がる夏みかん、であったりと。鑑賞者に「いったいこれが作品なのか?」という疑問を浮かび上がらせ、私たちが暮らす日常生活と作品とのギリギリな境界線を展覧会場にあぶり出す。
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中山和也事件
博多のデパートで野良猫がエスカレータをのぼり、デパート内の屋台フード店に向かっていた。森の中で200メートルある坂道を夏みかんが転がり、坂道の下にあった穴にすっぽりはまっていた。港近くの歩道で自転車に引っ張られた人が、追い風の中100メートル走の世界新記録を更新していた。寺の五重塔に並んで黄色い風船が浮かび、風船はその下を歩く人の髪の毛に結ばれていた。八百屋に並ぶみかんが転がりだし、買い物客の手から逃げていた。美術館とは関係ない人物が、突然二週間だけ美術館の副館長に就任されていた。香山ピエール(りかちゃんのパパ)とコーヒーの入ったカップで結ばれた紐が建築物をぐるっと一周していた。
展覧会に作品が遅刻して来て、「遅れて来てすみません」と作品が謝っていた。彼女が彼に内緒で彼の仕事場にやって来て、写真撮影してポストカードを作成していた。そして彼以外にポストカードを大量に送付し、数日後偶然彼がポストカードを目にしてしまって、「合成か?」と聞いていた。時刻表の時刻が近づくと、椅子に座る男性が車掌に変わり、各部屋に設置してあるプレーヤー(プレーヤーから流れる音は新幹線車内の音)をオンにしてまわっていた。地下、1階、2階の各部屋にあるすべてのプレーヤーがオンになった後、車掌は建物の入り口から外に出て遠くに向かって指差し確認をしていた。するとちょうど指の先にある高架を新幹線が通過していた。またそのとき、プレーヤーの音は、上りなら「まもなく京都」、下りなら「京都をでました」とアナウンスされていた。マンションのモデルルームに引越した人物から、引越しのお知らせや猫が生まれたことなど、様々なお知らせや案内が送付されてきた。マンションが全て売れるとまた別のマンションのモデルルームに引越ししていってしまった。
スポーツカーのポルシェに乗る人物が、どこかのマンションのベランダに置かれた同型のミニカーのポルシェを実物のポルシェで探して欲しいと頼まれていた。毎日メールで届くミニカーのポルシェの置かれる場所の写真と場所にまつわるヒントから数日後その場所を探しあて、ポルシェが迎えに来ていた。遺伝研究者にも不可能なことを可能にするために、みかんをりんごに変えていた。水もなく、飛行機も飛べないところを港と空港にしていた。開港後、港には船、空港には飛行機がやって来ていた。横浜中華街近くでマスクを被った女性司会者のなぞなぞイベントに参加していた人物がそのイベントに優勝すると、女性司会者がマスクを取った。するとその女性司会者は、優勝者の九州の高校時代のあこがれの先輩だった。ローラースケートシューズを初めて履いた人物が、ローラースケートシューズを履いているのに履いていないふりをしようと、ローラースケートシューズを履きながら歩いていた。
最近この手の事件が多発している。現在関係筋から事件の真相を追及中だが、つながって見えてきたのは、中山和也というキーワードである。今後もこのキーワードから捜査をしていきますので、皆さんも情報をお持ちの場合には、e-mail:rajiano(アットマーク)genie.itまでご提供ください。
